ほっとくと職場に蔓延するかもしらない病巣。
そんな愚痴にどう対応するかを書いたWSJの記事です。
記事によると
- 愚痴り屋にどう対処するか
- 同僚が上司の愚痴をこぼし始めたら、話に乗らず、上司と直接話すよう促す
(ある企業研修プロ) - 「彼(彼女)と話し合った方がいいかもしれないね」と言って話題をそらす
( NPO「A Complaint Free World(HP)」(愚痴のない世界)の設立者 ウィル・ボーウェン氏) - 自分に注意を向けてほしいがために不平を言う人には、別の形で注目してあげる
(上記 ウィル・ボーウェン氏) - 『何か順調にいっていることはないの?』と尋ねてみる
最初は、『何この人』という顔でみられるが、それを続けていれば、相手はそのうち話題を変えるか、あなたに話しかけなくなる
- 問題が起こる可能性のある行動
- ただ話を聞いて相づちを打ち、中立な立場を保とうとする事が裏目に出る場合がある
(企業研修サービス プロフェッショナル・マターズの創業者 ダナ・ブラウンリー氏) - 「知らないうちに話の内容がすり替わり、あなた自身が上司の悪口を言っていたことにされてしまう場合がある」
- 独善的にみられないようにしつつ相手に反論するのも難しい
(作家でコンサルタント フロリダ州ポンテベドラの研修企業の創業者 ジョン・ゴードン氏) - 「愚痴について相手を説き伏せようとすれば、全く違う捉え方をされ、避けられてしまう可能性がある」
- 自分自身は不平不満を口にせず模範を示す一方で、同僚ともうまく付き合うようにすべき
- ある企業の取り組み
- 企業
- オクラホマ州オクラホマシティーの携帯電話リサイクル会社ペースバトラー(HP)
- 全従業員70人
- 取り組み内容
- 2012年12月に実施
- 全従業員を対象に、7日間以上愚痴をこぼしたり、うわさ話をしないでいた人に現金報酬を与える制度を実施
- ルール
- 参加者はリストバンドを着用
- 参加者同士や自身が見張り役となる
- ルールを破った人はバンドを反対の腕に付け替える
- 1週間ルールを破らなかった人は、毎月行われる500ドルが当たる抽選会への参加資格が与えられる
- 効果
- 制度のおかげで誰もがちょっと考えてから話すようになった
- 「皆の成長が分かる」
- オフィス全体で「以前よりもハイファイブや笑いが増え、生産性が上がった」
- 愚痴の実態
- 約18%がマイナス思考で、会社に関する不満を言いがち
- 米世論調査会社ギャラップが3万1265人の会社員を対象に毎年行っている調査
- 愚痴の影響
- マイナス思考の人の割合が高い職場の傾向
(ギャラップの職場の管理と幸福に関する主任研究員 ジム・ハーター氏) - 生産性が低い
- 欠勤やミスの割合が高い
- 会社を良くするための機会が訪れても、したがらない
- 日常的に愚痴をこぼしている人のそばで長時間仕事をしていると、生産性が損なわれかねない
(スタンフォード大学 ロバート・サポルスキー教授) - マイナス思考に常にさらされていると学習力や記憶力、注意力、判断力が損なわれる可能性がある
- 脳が一度にあまりにも多くの刺激に対処しなくてはならなくなると、集中力や記憶力が失われ始めることがある
- マイナス思考に絶えずさらされていることで苦痛の感情が生まれた場合は顕著
- 非常に感情的な人や、聞き手も不当な扱いを受けているような気にさせられるような問題を話題にする人は特に同僚の気分をめいらせる可能性がある
正直、愚痴を言う人には近寄りたくない。
飲み屋の憂さ晴らし程度ならいいが、職場でも愚痴るようでは問題解決が出来る人とは思われない。
愚痴を言われると、「オレにいうな。本人に言え。」と言ってしまう。
また、問題解決を説明すると「そういうことを聞いているわけじゃない」と言われる事がある。
関わらないのが一番。
記事
職場の「愚痴り屋」に対処する方法 WSJ
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