2012年9月14日金曜日

普通の肥満よりぽっこりお腹の人の方が死亡リスクが高い。

肥満のタイプにも色々あるけど、この研究は肥満タイプをBMIとWHR(wiki)で分類して調査したものです。

その中でBMIは普通だけどWHRが高いグループつまり「ぽっこりお腹」グループが一番、死亡リスクが高かったという記事です。

記事によると

  • 腹部の脂肪が死亡率と、心臓脈管系の病気やその他の重病にかかるリスクを高める
    • 研究機関
      • ニューヨーク州ロチェスター Mayo Clinic K.Sahakyanなど
    • 研究対象
      • アメリカ人12,784人
      • 14年にわたって分析
    • 研究結果
      • 14年経過時に2,562人が死亡
      • BMI指数は普通だが、胴体の脂肪が多い人(WHRが高い)に集中
        • 但し、年齢や喫煙の有無、高血圧、糖尿病、体重過多もしくは肥満のようなほかの要素は外している
      • 「体重は普通だけれどぽっこりお腹」のグループ
        • 標準体重で腹部の脂肪が過多ではない人々に比べて、2.1倍死亡リスク
      • 肥満の人々の場合も死亡リスクは、普通の人に比べて1.4倍
      • 内臓脂肪は肥満の人々に比べて、早く死亡する確率を50%高める
        • 心臓脈管系の病気やその他の病気を進行させる
    • 原因の仮説
      • 腹部の脂肪が糖尿病をもたらし、炎症を引き起こす可能性がある状態
        • 腹部の脂肪はほかの脂肪と比べると新陳代謝が異なる
        • 腹部の脂肪を構成する細胞は、インスリン抵抗性を促進するホルモンを分泌する
        • 糖尿病になる
      • 腹部に多く脂肪を抱える人は、恐らくは運動をしないせいで、筋肉量が少ない
という事らしい。

私もぽっこりお腹型なので、人事ではない。

ただの肥満でも普通の人よりは1.4倍、死亡リスクがあるのにぽっこりお腹型だと2.1倍までになる。

とりあえず運動をしよう。

記事
「ぽっこりお腹」は肥満よりも死亡の原因となる WIRED

参照ページ
Normal-weight central obesity and cardiovascular mortality risk in the US population 

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