2012年9月10日月曜日

脳のある一部が悪化すると信じやすいようです。

信じられないような詐欺に引っかかる人がいますが、それは脳の機能が悪化しているかもしれないというデイリーメール紙が元の記事です。


記事によると

  • 騙されやすい人は、脳の特定の領域が悪化しているかもしくは損傷を受けているか、そのどちらかである可能性が高い
    • 研究機関
      • アイオワ大学
        (記事ではオハイオ大学とあるが誤記と思われる)
    • 研究対象
      • 腹内側前頭前野と前頭前野外側損傷患者21例の損傷患者18名
    • 研究結果
      • 『前頭前皮質腹内側部』に損傷を受けていた人々はそうでない人々のおよそ2倍も嘘の広告を信じていた
      • 「彼らは偽装広告を深く信じこみ、その商品を購入しようとさえしました。これは彼らが非常に騙されやすいということを表しています」
        (神経学助教授Natalie Denburg氏)
  • 「人は60歳を過ぎたころから『前頭前皮質腹内側部』の機能が悪化しはじめる傾向にある。しかしその時期やペースは人によって異なります」 (Daniel Tranel教授)
という事らしい。

脳の損傷した患者から脳の働きが判る例があるが、これもそうした研究。

どうやら『前頭前皮質腹内側部』を損傷すると信じやすくなり、この部位は60歳を過ぎると悪化していくようです。

MRIでこの部位に損傷や悪化が見られる人には青年後見人をつける必要があるのかもしれません。

経験豊かな人が騙されるのは脳の劣化が関係しているのなら、人事ではないと思われます。



記事
なぜお年寄りは騙されやすいのか? その謎を解明する! RocketNews24

参照ページ
Why do the elderly often fall for the 'too good to be true' scams? The 'doubtful' part of their brain has worn away MailOnline
Why are elderly duped? アイオワ大学

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