2012年9月9日日曜日

離乳期には色々な食体験をさせた方が舌が肥える。

小さい頃から化学調味料に晒されたり、濃い味に晒せれると舌が馬鹿になると言われていた。
また、小さい時は脳が学習する時期だから、色んな味を経験させた方が良いとも言われていた。

記事は離乳期に様々な食体験をさせれば、味覚が鍛えられるという内容です。


記事によると

  • 離乳期におけるさまざまな食経験が、味覚に関連する脳領域を活性化し、味覚の感受性に大きな影響を及ぼす
    • 研究機関
      • 東京大学大学院農学生命科学研究科 三坂巧准教授
      • 森永製菓ヘルスケア事業部 川上晋平氏
    • 研究対象
      • マウス
    • 研究結果
      • タンパク質「SNAP25」が離乳後に、神経細胞内に顕著に蓄積されていた
        • SNAP25は神経伝達物質の放出に関わっている
      • 固形エサを与えたマウスと離乳期も母乳で育てたマウスの脳内SNAP25の量を比較したところ、固形エサのマウスで顕著にSNAP25が蓄積していた
      • 「サッカリン」、「カプサイシン」を摂取させたところ、味覚野・体性感覚野においてSNAP25が蓄積する様子が観察された
      • 蓄積部位は味の種類によってわずかに異なった
という事らしい。

まだ明確な味覚形成の仕組みは分かっていないが、幼少期の体験が味覚形成に関連していそう。

味だけでなく、視覚や嗅覚からの味覚、食感など色々体験させて、舌を鍛えさせた方が人生に深みが出る。

どうせ年を取ると舌がだんだん衰えてくるので、若いうちに色々経験させたい。


記事
“味音痴”は離乳期に問題が!? NationalGeographic

参照ページ
離乳期の食経験は大脳皮質味覚領域に大きな変化を与える 東京大学

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