その代わり、延滞率が上昇しているそうです。
記事によると
- 投資家やアナリストはここ数週間で、銀行の上期の業績について極めて懐疑的な見方をするようになった
- 中国の銀行の状態
- 新規融資は不良債権よりもはるかに速いペースで増加している
- 銀行業界全体の不良債権比率は今年第2四半期に0.9%まで低下
- 過去10年余りで最も低い水準 (金融当局)
- 中国銀行の業績発表
- 2012年上半期の不良債権比率が6bp低下
- 2012年上半期に延滞債権が17%増加
- 減損費用は前年同期の半分
- 「我々としては、減損費用が少なすぎると考えている。経済が減速する中で、将来の潜在的な不良債権を埋め合わせるには不十分ないかもしれない」
(マッコーリー証券 アナリスト、ビクター・ワン氏) - 事実上すべての大手銀行で
- 不良債権のわずかな増加
- 延滞債権の大幅な増加
- 平安銀行は不良債権が51%増加
- 中国の銀行の利益の伸びが過年度の平均である約30%から、今は10%近くまで鈍化
- 金利を自由化する方向で利ざやが圧迫
- アナリストの見解
- 格付機関ムーディーズ アナリスト ビン・フー氏
- 「悪化傾向は始まったばかりだ」
- 「業績発表は・・・資産の質の劣化と利益成長の鈍化を示していた。これらは何年も続いた財務成績の改善が終わったことを意味するため、信用力にはマイナスだ」
- 交通銀行のチーフエコノミスト 連平氏
- 現時点では、緩やかな景気悪化でも中国の銀行の利益成長が消滅する
- 「再び利下げが実施され、さらに不良債権比率が0.2%高まれば、中国の銀行で利益成長がマイナスに転じる可能性は大きい」
待てば政府が金融緩和するから、債務期限を延ばして不良債権を処理していないのかもしれない。
資金を引き上げるタイミングを逃すと、不良債権はどんどん大きくなってしまう。
また、借りてる方は資金をどこかに隠したり、給与として資金移動するかもしれない。
どう考えても景気が落ち込んでいる中国での銀行の財務状況としては、不自然な内容ではないだろうか。
記事
中国の銀行に貸し倒れ増加の兆し JBPRESS
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