これは恐怖した時にそのままの恐怖を感じた内容を話したら、恐怖を克服できるという記事です。
記事によると
- 恐怖をそのまま言葉にすると恐怖を克服できる
- 研究機関
- UCLA Michelle Craske教授
- 研究対象
- 88人のクモの苦手な人
- クモはタランチュラ
- 実験方法
- 全員に対して、屋外でクモに少しずつ歩いて近づき、可能であればクモに触るように指示
- 次に4つのグループ分け
- 恐怖をそのまま口にする
- 恐怖を否定する
- 全く関係ないことを言う
- 何も言わない
- 次に屋内で別のタランチュラが入れられた容器の前に座らされ、グループ分け通りの行動を行う
- 1週間後、再び屋外の実験に参加し、少しずつクモに近づいて、可能であればクモに触るように指示
- その時の反応を調査
- 研究結果
- 一番克服できたグループは「恐怖をそのまま口にする」グループ
- 他のグループに比べて
- 最もクモに近づくことができた
- 手にかいた汗の量も圧倒的に少ない
- なぜ恐怖をそのまま口にすることで恐怖を克服できるのか、そのメカニズムの詳細は分からない
- 「ただ単に恐怖を感じるのではなく、感じたことを口にするという行為が違いを生むようです」
- 被験者が口にした言葉を分析
- 「より多くの否定的な言葉を使った人ほどクモに近づくことができ、手にかいた汗の量も少ない結果となった」
- 表現豊かに恐怖を言葉にする方が良い
原理が良く判っていないので何ともいえない。
恐怖の内容を表現豊かに言った方が恐怖を克服できるという事は、恐怖に慣れさせるまたは恐怖と言う状態を客観的に捉えて、落ち着かせるという事なのかも知れない。
やっぱり、別の検証をしてもらわないと良くわからない。
例えば、ヘッドマウントディスプレイを装着して、崖っぷちを歩くという体験をさせるとか。
または、銃で狙われている映像を体験させるとか。
これなら、発汗だけでなく心拍数も計測できる。
検証の結果や追加の研究の結果を待ちたい。
記事
恐怖を克服できる意外な方法が明らかに / ずばり「恐怖をそのまま言葉にすること」だった! RocketNews24
参照ページ
The secret of beating fear? MailOnline
That giant tarantula is terrifying, but I'll touch it UCLA
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