今回の記事は、12-14項目目です。
記事によると
- リーダーの条件について
- 上司は自らやってみせよ
- 理由
- 自ら掲げた方針を口で伝えるだけではなく、実際にやってみせて、具体的にどう動けばいいのかを部下に理解させる
- 「部下に対して、やってみせなければならない時期がある」
- さまざまな経験を積んでいるリーダーと、そうではない部下とは、自ずと仕事の対する力量は異なる。
これをつい忘れてしまう。“ホームランのサインを出してしまう” - 「見せて、教えて、任せる」という手順をチームの力を高める時に行う
- 実例
- HIS澤田会長のハウステンボスでの例
- クリスマスイブに来園した子供にサンタクロースがいないとがっかりさせた
- 毎年オランダから役者を呼んでいたが、コスト削減で企画自体を中止していた
- 澤田社長自らサンタクロースの衣装を持ってきて、園内を回り始めた
- サンタ姿の澤田社長がキャンディーを無料で配った
- 「お客さんの要望に迅速に応えろ」
「カネをかけなくても、できることはたくさんある」
「自らの判断でできることは、どんどん実践しろ」
という部下へのメッセージ - 澤田さんほどの実績を持つ経営者が、寒空の中、自らサンタクロースの衣装を着てキャンディーを配るという行動に、部下は驚き、感激し、自分もやらなければという気持ちになった
- 本気で教育に挑め
- 理由
- 人は本気になれば何でもできる
- 小さな会社の宝は人材以外にない
- たとえ凡人の集まりでも、チームワークと日々の努力で、他人にできないことさえできるはず
- 実例
- 深中メッキ工業(HP) 深田稔社長の週1回の朝礼で実業と関係無いことも社員に教える
- TPPなど
- きっかけ
- バブル景気時に優秀な人材が入社しないし、職人も辞めて行った
- やっと採用できたのが言葉遣いがとにかく横柄で、挨拶もろくにできない元ヤン
- 何度も繰り返し、指摘
- 分数計算が出来ないことがわかり、社長が教え、理解するようになった
- 元ヤンの勤務態度が変わり、勉強をするうちに仕事の覚えるスピードが上がった
- ホンネで語り、思いを共有する
- 理由
- 一生懸命教育した社員が遺体を見た途端、会社を辞めてしまうことがあるため
- 実例
- 葬儀社 ティアの冨安徳久社長の例
- 「心の教育」の教育をしっかり行う
- 入社時
- 現場に出た後も3ヶ月に1回
- 生きるということは誰かのために役に立つことだとたたき込む
最初のハウステンボスを再建した澤田会長の自ら実践は有名な話。
しかもお金をかけずにやる。
何かをやろうとすると必ずお金が問題になる。
予算には限りは在るが、それを創意工夫で乗り越えている。
お金をかけなければ良いと言う訳ではないが、お客様の為に何ができるかと言う視点で行い、またその行動力は見習うべきところがある。
2番目の教育を本気で行うと言う話は、解釈の仕方が難しい。
適用できる集団とそうでない集団があるように思える。
自社で適用する際は、自社の社風や社員の層に合わせて行った方が良いと思われる。
最後の例はちょっとアバウト。
葬儀社は心を鍛えないと耐えられないと思われる。
私の場合はあまり死体とか気にしないが、逆にそれが淡白なので葬儀社には向かないだろう。
葬儀社や介護など精神的や肉体的に辛い現場では、やりがいや使命感を植えつけるのが離職率を下げる為の方法。
その教育を何度も何度も行う事で、忘れることなく、再確認させ、また、教育する側に回せば、自覚が生まれる。
教えれば自己否定がしづらくなるので、教えている事を無条件で肯定するようになる。
リーダーになると、部下をいかに戦力とするかが問題となる。
その為の方法は、会社の社風や自分の適性に合わせて行う方が、無理が無いと思われます。
無理にハウツー本や記事に合わせてやると、薄っぺらい事になったり、部下の反発を招いたりするので気をつけましょう。
記事
「ヤンキー社員」「指示待ち部下」は、なぜ生まれ変わったのか 日経ビジネス
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