2012年9月10日月曜日

リーダーは率先垂範・社員教育・共通認識が必要?

リーダーの条件について連載のようです。

今回の記事は、12-14項目目です。


記事によると

  • リーダーの条件について
    1. 上司は自らやってみせよ
      • 理由
        • 自ら掲げた方針を口で伝えるだけではなく、実際にやってみせて、具体的にどう動けばいいのかを部下に理解させる
        • 「部下に対して、やってみせなければならない時期がある」
        • さまざまな経験を積んでいるリーダーと、そうではない部下とは、自ずと仕事の対する力量は異なる。
          これをつい忘れてしまう。“ホームランのサインを出してしまう”
        • 「見せて、教えて、任せる」という手順をチームの力を高める時に行う
      • 実例
        • HIS澤田会長のハウステンボスでの例
        • クリスマスイブに来園した子供にサンタクロースがいないとがっかりさせた
          • 毎年オランダから役者を呼んでいたが、コスト削減で企画自体を中止していた
          • 澤田社長自らサンタクロースの衣装を持ってきて、園内を回り始めた
          • サンタ姿の澤田社長がキャンディーを無料で配った
          • 「お客さんの要望に迅速に応えろ」
            「カネをかけなくても、できることはたくさんある」
            「自らの判断でできることは、どんどん実践しろ」
            という部下へのメッセージ
          • 澤田さんほどの実績を持つ経営者が、寒空の中、自らサンタクロースの衣装を着てキャンディーを配るという行動に、部下は驚き、感激し、自分もやらなければという気持ちになった
    2. 本気で教育に挑め
      • 理由
        • 人は本気になれば何でもできる
        • 小さな会社の宝は人材以外にない
        • たとえ凡人の集まりでも、チームワークと日々の努力で、他人にできないことさえできるはず
      • 実例
        • 深中メッキ工業(HP) 深田稔社長の週1回の朝礼で実業と関係無いことも社員に教える
          • TPPなど
        • きっかけ
          • バブル景気時に優秀な人材が入社しないし、職人も辞めて行った
          • やっと採用できたのが言葉遣いがとにかく横柄で、挨拶もろくにできない元ヤン
          • 何度も繰り返し、指摘
          • 分数計算が出来ないことがわかり、社長が教え、理解するようになった
          • 元ヤンの勤務態度が変わり、勉強をするうちに仕事の覚えるスピードが上がった
    3. ホンネで語り、思いを共有する
      • 理由
        • 一生懸命教育した社員が遺体を見た途端、会社を辞めてしまうことがあるため
      • 実例
        • 葬儀社 ティアの冨安徳久社長の例
        • 「心の教育」の教育をしっかり行う
          • 入社時
          • 現場に出た後も3ヶ月に1回
          • 生きるということは誰かのために役に立つことだとたたき込む
という事らしい。


最初のハウステンボスを再建した澤田会長の自ら実践は有名な話。
しかもお金をかけずにやる。
何かをやろうとすると必ずお金が問題になる。

予算には限りは在るが、それを創意工夫で乗り越えている。
お金をかけなければ良いと言う訳ではないが、お客様の為に何ができるかと言う視点で行い、またその行動力は見習うべきところがある。

2番目の教育を本気で行うと言う話は、解釈の仕方が難しい。
適用できる集団とそうでない集団があるように思える。

自社で適用する際は、自社の社風や社員の層に合わせて行った方が良いと思われる。


最後の例はちょっとアバウト。

葬儀社は心を鍛えないと耐えられないと思われる。
私の場合はあまり死体とか気にしないが、逆にそれが淡白なので葬儀社には向かないだろう。

葬儀社や介護など精神的や肉体的に辛い現場では、やりがいや使命感を植えつけるのが離職率を下げる為の方法。

その教育を何度も何度も行う事で、忘れることなく、再確認させ、また、教育する側に回せば、自覚が生まれる。
教えれば自己否定がしづらくなるので、教えている事を無条件で肯定するようになる。


リーダーになると、部下をいかに戦力とするかが問題となる。
その為の方法は、会社の社風や自分の適性に合わせて行う方が、無理が無いと思われます。

無理にハウツー本や記事に合わせてやると、薄っぺらい事になったり、部下の反発を招いたりするので気をつけましょう。


記事
「ヤンキー社員」「指示待ち部下」は、なぜ生まれ変わったのか 日経ビジネス

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