記事によると
中国実質GDP成長率 (日経新聞より) |
- 2012年7月13日 中国国家統計局が第二四半期のGDPを発表
- 2012年第二四半期の実質GDP前年同期比7.6%増 (2012年の目標は7.5%)
- 第一四半期は8.1%増
- 市場予想
- 日経新聞調べ:7.7%
- ダウジョーンズ調べ:7.6%
- 前期比は1.8%増
- 成長率は6四半期連続で鈍化
- 約3年ぶりに8%を下回る
- リーマンショック直後以来
- GDPの内訳
- 輸出
- 2012年1-6月は9.2%増
- 工業生産
- 2012年1-6月は10.5%増 (1-3月は11.6%増)
- 農村部を除く固定資産投資(設備投資や建設投資の合計)
- 2012年1-6月は20.4%増 (1-3月から0.5ポイント縮小)
- 政府は景気を下支えするため、大型投資の審査を急いでいる
- 政府は市場の過熱を懸念して不動産取引規制は緩めていない
- 素材、建材など幅広い業種で企業間取引が低迷し、卸売物価が下落
- 社会消費品小売総額(小売売上高)
- 2012年1-6月は14.4%増 (1-3月は14.8%増)
- キャピタル・エコノミクスの代理指標
- 中国のGDPは2012年2月に集計方法を変更
- 以前
- 多くの企業が地元の統計局にデータを送り、この情報が町から市へ、省へ、そして国に送られるというシステム
- 変更後
- 中国の大企業70万社がインターネットを通じてデータを直接、中国国家統計局に送る
- 変更目的
- 地方政府が数値を誇張するのを防ぐ為
- 問題点
- 地元の当局者がデータ提出前に地元の統計局と調整するよう企業に迫った
- 発電量の統計について
- 地方の幹部が発電業者に伸び率の誇張を促しているかもしれないという疑いがある
- 地方の当局者がデータをゆがめられる余地は小さい
- 中国では発電事業が国有の大手5社に寡占
- 5社の総発電量は全体の半分をやや上回る程度
- 発電量を改ざんできる方法はない (発電所マネージャー ルー氏)
- 発電所の発電データはコンピューターシステムを通じて自動的に地元自治体の統計局に送信
- 地元指導者への奨励策も、発電量を誇張しない方向に働いている
(バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ エコノミスト ルー・ティング氏) - 「指導者には電力を含めエネルギー消費を過剰に報告する誘因がほとんどない。中央政府が地方政府に対し、単位当たりGDPのエネルギー消費への規制を強めているからだ」
左=鉱工業生産は発電量のデータより安定、右=赤は中国政府の発表したGDP、黒はキャピタル・エコノミストが算出する代替指標 (WSJより) |
優良な貸付が、いつの間にか不良債権になる。
そうすると怖くて貸付が出来なくなったり、リスクを恐れて金利が高くなる。
一番負債が大きくなるのが不動産。
日本もバブルがはじけて多くの不動産への貸付が不良債権化した。
また、第3セクターが企業誘致の為に、開発した工業団地ががらがらでいくつも倒産した。
同じことが中国でも起きる可能性が高い。
という事を私はリーマンショック前から言ってるけど、一向にはじける気配が無い。
ところで、中国の経済指標は鉱工業生産、個人消費も伸び率が減少している。
縫製関係は東南アジアやバングラディシュに逃げているらしいし、EUへの輸出も大幅に減少している。
このまま、EU危機が長引くと更に景気が悪くなる。
中国もここら辺で一度、経済を見直して整理した方が後々の事を考えると良いのではないだろうか。
記事
中国成長率8%割れ、景気減速が鮮明 4~6月 日経新聞
中国の経済データ、実際はもっと悪い懸念-あすのGDP発表 WSJ
参照ページ
Capital Economics
0 件のコメント:
コメントを投稿