2012年7月23日月曜日

風力発電は大きいほうが良いという話。

風力発電は大型化すると発電エネルギー-(製造+輸送+維持+廃棄)が高くなるそうです。


記事によると

  • 風力発電は大型化する程、環境にやさしくなる
    • 研究機関
      • スイス連邦工科大学チューリッヒ校  マルース・カドゥフ(Marloes Caduff)氏
    • 研究方法
      • 風力タービンの製造、輸送、維持管理、廃棄に使われるエネルギーと、風力タービンがヨーロッパの送電網に供給する電力を調査
    • 研究結果
      • 大型化が有効
        • タービンを大型化して発電量は飛躍的に増加したが、製造時の消費エネルギーはそれほど増加していない
        • 大型の風力タービンは高い位置で回る為、風が強い
        • 発電効率が上がっている
          • 1980年代の標準的なタービンは約50kW
          • 現在の大型タービンは3MW
  • 風力発電タービンの発電能力の増加はこの10年横ばいか微増
    • 発電能力は1980年から2003年まで4年ごとに倍増
      (シーメンス・ウインド・パワー  ヘンリク・スティーズダル)
  • 自治体による高さ規制が大型化を妨げている
  • 重量増でエネルギー効率の上昇が相殺される可能性がある

という事らしい。

なるほど確かに大きな羽を設置するには高い所に設置しないといけない。

高い所は大抵、風が強い。

高ければ高いほど、風は強くなるけどそうすると支柱の強度を高めないといけない。
その為、コストが掛かってしまう。

これ以上のコストパフォーマンスを望むには、タービンの効率化も大きな伸びが期待できないので、コストを削減と稼働率が問題になってくる。

プロペラを回すという従来の方法から脱却できないとこれ以上の発電効率は望めないのかもしれない。



記事
風力タービン、大型化は予想以上の効果 NationalGeographic


参照ページ
Wind Power Electricity: the bigger the turbine, the greener the electricity? Environmental Science&Technology

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