記事によると
- アメリカの穀物主産地が25年ぶりの干ばつ
- アメリカ産トウモロコシは世界全体の出荷量の半分以上
- 主産地の中西部が記録的な熱波に襲われた
- 穀物相場
- トウモロコシ相場が過去3週間で約40%上昇
- トウモロコシ先物12月限は7ドル/ブッシェルを超えて急騰
- 相場関係者
- 欧州や北アフリカ、中東の需要家
- 通常の穀物取引を手控えている
- 相場が落ち着くのを待っている
- モロッコは現在、穀物取引を控えている
- 2012年の穀物収穫量は510万トンと前年から300万トン以上減少
- 輸入が必要な穀物の量は過去30年で最高の水準
- 「買い方は過去数週間、相場が反落するのを期待して取引に応じなくなっている」 (シンガポール穀物トレーダー)
- 買い方は、9月や10月になって東欧や黒海沿岸諸国からの穀物が市場に出回るのを待っている
- ロシアやウクライナ、カザフスタンは、高温で乾燥した天候によって収穫予想を下方修正
- 2011年に比べ、少なくとも3500万トン減る可能性
- 各国・政府
- エジプト (年間1000万トン以上の小麦を輸入する世界最大の小麦輸入国)
- 6カ月分以上の戦略備蓄がある
- 中国、インド
- 過去数年の記録的な収穫高によって小麦とコメは潤沢な備蓄を抱えている
- 中国、韓国
- すでに大量調達済み
- 日本
- 穀物備蓄量 (平成24年度農業白書より)
- 米100万t程度(24年6月末時点)
- 小麦2.3か月分
- とうもろこし・こうりゃんを35万t程度
トウモロコシ先物 (CME GROUPより) |
日本は各国に比べて備蓄料は多くない。
他国は国で備蓄量を増やしたりしているようですが、日本では行っていない模様。
商社は南米などで権益を拡大していますが、それは特別に安い値段で買えると言う訳ではなく、商社が只儲かると言うだけ。
このまま高いまま推移すると、日本のパン、食物油、肉、卵など値上がりする可能性が高いです。
しかし、それ以上に北アフリカ、中東地域など食料価格高騰で政治情勢が不安定になる可能性が高くなります。
遺伝子組み換え穀物で干ばつに強い種が出来て、価格が安定できるようになってほしいところ。
記事
焦点:忍び寄る食糧危機の足音、穀物急騰で「我慢比べ」 REUTERS
参照ページ
平成24年度 食料・農業・農村施策 農林水産省
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