2012年8月15日水曜日

円安になる為には日本人による円売りが必要?

みずほコーポレート銀行のマーケット・エコノミスト 唐鎌大輔のコラムです。



記事によると

  • 円安になる為には日本人による円売りが必要
    • 誰が「売る円」を持っているのか
      • 海外勢はムリ
        • 経常収支は黒字
        • 日本国債の90%超が国内で消化
        • 人口減少経済の株式をオーバーウェイトする海外投資家は決して多くない
        • 投機主導の円安は長続きはしない
      • 国内勢
        • 1,513兆円の家計金融資産が存在 (2012年3月末時点)
          • 円貨性資産:1,471兆円 (約97%)
          • 外貨性資産:43兆円 (約3%)
            ※数値はコラム筆者推計
        • 国内の資産が国外に向かえば、円安になる
          • 世界景気の不当面感から時間がかかると思われる
          • 国内悲観論でも円を保持
            • 家計部門の現預金志向
              • 日本:50%以上
              • 米国:20%弱
              • 英国:30%弱
              • 独国:40%強
          • 東日本大震災の時でも、円売りは見られなかった
          • ギリシャのように経済・金融面で破滅的状況に追い込まれない限り、日本においてキャピタルフライト的な動きが発生することはない
    • 日本人が円売りをする状況とは
      • 日本株価が上がっていて、内外金利差が十分な時
        • 2005-2007年時
        • ドル円チャート (Yahooファイナンスより)
          • 円だけがゼロ金利の中で市場のボラティリティも低く、円キャリー取引(円調達・外貨投資)が魅力的な時代
          • 外国債券を対象とする投資信託や外為証拠金取引が流行
        • 1978-1984年頃
        • ドル円チャート (外国為替FX長期チャート集より)
          • 第一次外為法改正に伴い対外証券投資が解禁
        • 1987-1990年頃
          • バブル景気の中で対外直接投資が非常に旺盛
          • 機関投資家への外債投資規制の緩和
        • 1995-1998年頃
          • 対外投融資規制の緩和や第二次外為法改正
          • 大規模な円売り為替介入
    • 外貨性資産比率が今回の金融危機を境に腰折れした感が強い
    • 円高を支えているもの
      • 国内資産の日本国債への偏重
      • リーマンショックや欧州債務危機など世界経済が荒れる局面で海外投資家にとって逃避先
      • 大きな経常黒字フロー
  • 円安のタイミング
    • 米国経済が好転した時で、FRBが出口に手をかけた時
      • FOMC声明文によると2014年遅くまで期待できない
  • ドル円の見通し
    • ドル/円の値幅は狭いものにとどまることが予想される
という事らしい。

私の去年の予想では、2012年2月から円安になり、年末には90円程度になると思っていましたが、早くも外れました。

思ったよりEUがグズって、世界景気が不安定になりました。

今回のコラムの筆者、唐鎌氏によるとまだまだ、円安にはならないようです。
だからといって、円高になるわけでもなくレンジ相場で推移するそうです。

円安になるには、日本人による円安がなくても、ちょっと高めのインフレになればあっという間に円安になるけど、そうすると日本経済は大混乱。

円安になるタイミングはFRBが出口戦略に舵を切ったタイミングだそうなので、FOMCの声明文やFRB議長の発言には注意しておきましょう。

後、投資は自己責任でお願いします。

記事
コラム:日本人の円売りは出てくるか=唐鎌大輔氏 REUTERS

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