2012年5月23日水曜日

5月の日銀の金融政策決定会合は現状維持。

日銀が何かを出す時は発表が遅れることが多いようですが、今回は早々と発表。


記事によると

  • 2012年5月23日日銀は金融政策決定会合で、金融政策の維持を決めた
    • 長期国債などを購入する資産買入等基金の規模を70兆円で据え置き
    • 追加金融緩和を見送り
  • アナリストの見解
    • 小玉祐一・明治安田生命保険チーフエコノミスト
      • 既に前回の会合で大規模な追加緩和に踏み切っている
      • 効果を見極める段階にある
      • 想定内の結果で相場への影響は限られる
    • 宇野大介・三井住友銀行チーフストラテジスト
      • 2012年5月18日発表の政府の月例経済報告で景気の基調判断を9カ月ぶりに上方修正したことなどを踏まえると、追加緩和をする状況にはない
      • 発表を受けて日経平均先物6月物が売られたが、追加緩和を期待した一部の投資家の売りにすぎない
      • 市場予想通りの結果であり、売りは限定的
    • 成瀬順也・大和証券チーフストラテジスト
      • 今回は追加緩和を見送るとの予想が多かったため、株式相場への影響は限定的
    • 瀬良礼子・三井住友信託銀行マーケット・ストラテジスト
      • 一部で追加緩和を期待していた海外投機筋は失望の円買いで反応
      • 今回の決定会合で緩和を期待する動きは国内勢では限定的
      • 市場で追加緩和への期待が盛り上がらなかったこともあり、日銀は追加緩和を見送りやすかった
      • 日銀は資産買入等基金の増額を何度も実施するとは言っていない
      • 声明文のなかでも言及されているように、市場の関心は引き続き欧州情勢の動向に向かっている
という事らしい。

何も出ないだろうと事前に思われていたが、やはり何も出てこなかった。

後はFOMCの後の日銀の動きに焦点が移っているようです。


記事
日銀追加緩和見送り 市場関係者に聞く 日経新聞

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