2012年5月16日水曜日

ギリシャの世論調査1位の党は国民に都合の良い事を言っているようです。

ギリシャはどうやらユーロ離脱へ向けて歩き出したようです。

これから、為替・債券・株はユーロ離脱へ向けて織り込みに行くと思われます。


記事によると

  • 2012年5月15日ギリシャは組閣協議を断念し、再選挙の実施を決定
    • 各党党首を集めたテクノクラート組閣の協議も2時間程度で終了
    • 再選挙は6月半ばに実施される見通し
    • 5月16日選挙管理内閣が発足
    • 市場の反応
      • ユーロは対ドルで4ヶ月ぶりの安値に下落
      • イタリア・スペインの国債利回りは上昇
      • ギリシャ株は5%急落し20年ぶり安値をつけた (終値は3.6%下落)
  • 再選挙について
    • 有権者は緊縮財政による痛みか一層厳しい自国通貨の復活への道の2択を迫られている
    • 実施されても議会の対立構造は解消されない見通し
    • 緊縮財政反対を唱える政党が勢力を増すとみられる
      • その場合、新政権が支援合意を拒否せざる得ない状況になる
    • 世論調査では反緊縮財政を掲げている急進左派連合(SYRIZA)が支持率トップ
      • 有権者に厳しい緊縮措置を回避しながらユーロ圏にとどまることを有権者に約束している
    • ギリシャ国民は支援条件である緊縮財政には反対、80%近くは新政権に対し、ユーロ残留に向け全力で尽くすことを求めている (世論調査)
  • EU・IMF支援合意を破棄した場合
    • ギリシャへの支援は打ち切り
    • ギリシャは6月にも資金が底を尽きる
    • ユーロ離脱する
  • ドイツ ウェスターウェレ外相
    • 連立協議決裂はギリシャへの信頼に対する「大きな打撃」
    • 「ギリシャに今必要なのは、欧州のパートナーとともに、改革を断行し難局を乗り切るための意思と信頼性だ」
    • 「改革の実現はつらく痛みを伴うが、ギリシャ経済が再び成長に回帰するとともに競争力を強化するための唯一の方策であり、代替策はない」
  • ギリシャの手元資金が枯渇するまでに新政権が発足するか不透明
という事らしい。

ギリシャのSYRIZAは国民に緊縮財政をしなくてもユーロ離脱しなくても良いといっているらしい。
日本の民主党のようなことを言っている。

その結果、どうなったかは日本人は既に経験している。

もしこの党が政権をとった場合、ギリシャは混迷することは明らか。
やはり、ギリシャがユーロ離脱するのは既定路線か?


記事
ギリシャ再選挙へ、財政破たん・ユーロ離脱リスク高まる REUTERS

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