その影響についてPwCが作成したレポートについての記事です。
記事によると
- 2013年2月14日PwCはシェールオイルについてのレポートを発表
- シェールオイル生産の影響
- 2035年までに世界生産は原油価格を最大1バレル当たり50ドル押し下げる可能性がある
- 2035年までに世界全体のGDPを年間17,000億-27,000億ドル押し上げる可能性がある
- 年率にして2.3-3.7%
- 石油生産全体に占める割合が現在の1%程度から最大12%(日量1,400万バレル)に拡大する可能性がある
- アメリカは今後20年から生産を拡大させる前提
- 北極圏での掘削やタールサンドなどの環境破壊的でコストの高い採掘技術の必要性が低下する
- シェールオイルの供給拡大は消費全般の大幅拡大にはつながらない
- 需要が価格に大きく依存していない為
- 燃料コストは押し下げる
- 2035年までにインドや日本はGDPを約4-7%増加する可能性がある
- 2035年までに米国、中国、ドイツ、英国のGDPを約2-5%増加する可能性がある
- 原油価格について
- OPECが減産した場合:2035年までに100ドル/バレル(現在の価値で)に低下
- OPECが減産しなかった場合:2035年までに83ドル/バレル(現在の価値で)に低下
- 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は133ドルと予想している
シェールオイル(オイルシェール)が何かはwikiを見てください。
シェールオイルの生産でアメリカでの石油輸入量が減れば、エネルギー全般の価格が下がる可能性がある。
エネルギー純輸入国のインドと日本が好影響を受けて、GDPを押し上げるという事らしい。
中東の王様国などはオイルマネーを国民にばら撒いて、不満を吸収しているので収入が減ると不満が爆発するかもしれない。
また、アメリカの中東依存度が減れば、アメリカの中東への関心が薄れ、代わりに中国が台頭してくると思われる。
でも、最もやばそうなのはロシア。
原油価格下落率別GDP成長率予想 (PwCより) |
天然ガスに依存した経済なのでしょうがない。
仮に日本でのシェールガスの開発が成功すると、更に原油価格、ガス価格に影響を与えると思われる。
エネルギー収入を国庫に入れて、借金を返済していけば、日本の景気には余り良い影響は与えないけど、財政の健全化がなされるかもしれない。
記事
シェールオイルで世界GDP年3.7%押し上げも、印日に恩恵 REUTERS
参照ページ
Shale oil: the next energy revolution PwC
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