記事によると
- ロシアの小型衛星「BLITZ」が中国の衛星の破片で使用不能になった
- 経緯
- 2013年2月4日ロシアが衛星の軌道の変化に気がついた
- 変化が起きたのは2013年1月22日と思われる
- ロシアはアメリカ民間研究機関CSSI(HP)に問い合わせ
- CSSIがBLITZに接近した物体を調査したところ、中国の「風雲1号C」の破片だけが該当
- 風雲1号Cは2007年に中国がミサイル実験で破壊
- 接近と軌道変化の推定時刻の差が10秒以内
- BLITZは使用不能になった
- 衝突で発生したと思われる破片を確認
ロシアの衛星「BLITZ」 (CNNより) |
- 衛星の損害についての国際的責任について (NEDO資料より)
- 1972年「1971年宇宙物体により引き起こされる損害についての国際的責任に関する条約」が発行
- 宇宙物体が地表において引き起こした損害、あるいは飛行中の航空機に与えた損害の場合は打上げ国が無過失責任を負う。
- 宇宙物体が、地表以外の場所において別の宇宙物体に損害を与えた場合は、損害が打ち上げ国側、あるいは打上げ国の国民の過失による損害である場合に限り打ち上げ国は賠償責任を負う。
中国のミサイル実験はいい迷惑のようです。
規則的には地表以外での宇宙物体への損害なので、過失があるかどうかが賠償への判断の分かれ目のようです。
まぁ、中国の場合、それ以前に中国の衛星の破片が衝突したこと自体認めないと思いますが。
スペースデブリは国際的な問題なので、何か解決策を考えないと他の衛生にも問題が発生する可能性があります。
高速で飛行しているし、広範囲にわたって存在している。
掃除機で掃除をするわけにもいかないので、何か良い方法はないでしょうか。
記事
中国衛星の破片が衝突、ロシアの小型衛星が使用不能に CNN
参照ページ
衛星事故における損害賠償負について(米国)(pdf) NEDO
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