そんな人たちの為の真菌の研究がアメリカで行われているようです。
記事によると
- 足に100種類の真菌がいる
- 研究機関
- アメリカ国立ヒトゲノム研究所(NHGRI) Keisha Findley氏ら
- 研究対象
- ワシントンD.C.エリアに住む健康な成人10人
- 体の11カ所+αを調査
- 背中、手の平、肘の裏、外耳道、眉間、脚の付け根、胸骨上部、鼻の穴、後頭部、前腕、耳の後ろ
- かかと、足の爪(切って採取)、足指
- 採取した標本をDNA解析
- 研究結果
- ほとんどの身体部位はマラセチア属の真菌数種が独占
- 足には80~100種の真菌が生息
- 足の各部で種類が異なる
- かかとは足の爪よりも多くの種が生息
- 爪真菌症を有する被験者の真菌群集を比較したところ、人によって真菌の種の組み合わせが異なっていた
- 全ての人に効く万能薬が無い原因の可能性がある
- その他
- 真菌には病原微生物が皮膚に付着するのを防ぐ重要な役割がある
- 微生物は油を分解し、天然の保湿効果をもたらす
- ローションは微生物の成長に必要な油をあげている
被験者の数から見てわかるようにまた、記事にあるように予備的な研究です。
また、文化的生活方法が異なる場合は、違った結果が出るかもしれません。
真菌症の人でも種類の組み合わせが違うという研究結果もあるようなので、今後は菌の種類を調べてから薬を調合するといった方法になるかもしれません。
そうなれば、むやみに効き目の強い薬を使用して、副作用を招く心配も少なくなると思われます。
記事
人間の足には100種の真菌が生息 NationalGeographic
参照ページ
Topographic diversity of fungal and bacterial communities in human skin Nature
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