気が向いたら、更新していきます。
記事によると
- アメリカの開発状況
- 2013年3月ニューヨーク州は水圧破砕技術の禁止措置を終了するか検討開始
- 4年間禁止している
- 雇用増と環境保護で揉めている
- ニューヨーク州の州都アルバニーでは、ノースダコタ州から鉄道経由で運ばれるシェールオイルの積み下ろし開始
- ニューヨーク州には技術的に採掘可能な未確認のシェールガスが米国全体の8%にあたる40兆5000億立方フィート存在する (エネルギー情報局より)
- 2013年3月2013年の生産は696億立方フィートになる見通し (前年比0.7%増) (エネルギー情報局より)
- 2013年4月2日 石油・天然ガス開発会社のGMXリソーシズ(HP)がチャプター11申請
- ニューヨーク証券取引所の上場会社
- 上場廃止になる見込み
- ノースダコタ州やテキサス州でシェールガスやシェールオイルなどの開発をしている会社
- 生産量の大半をガスが占めていた
- 経営破綻はシェールガス増産に伴う、ガス価格の低下が原因
- 2013年4月16日 オハイオ州東部で開発を断念しつつある
- 原因
- 開発が困難な為
- 生産量が予想を下回った為
- 推定埋蔵量
- 約5000億ドル相当の原油
- その他
- 主要企業のうち4社が権益の全部または一部を売りに出している
- 価格が30%余り下落しているケースもある
- チェサピーク・エナジー は先週、約3万8121ヘクタールを売りに出した
- エナベストとデボン・エナジー は売却を予定している
- 中国の開発状況
- 2013年3月進んでいない
- 政府目標の2015年までに65億㎥は難しい
- 中国の推定埋蔵量
- 中国政府発表:25兆㎥
- アメリカエネルギー情報局発表:36兆1000億㎥
- アメリカの推定埋蔵量は24兆4000億㎥
- 最も有望とされる鉱区で2012年11月までに生産したシェールガスは1100万㎥強
- 2011年アメリカのシェールガス生産は2400億㎥
- シェールガス井を1本掘るコスト
- 中国:500万-1200万ドル
- 米国:平均270万-370万ドル
- フラッキングに使う水が不足
- ガス井1本につき1000万-1300万ガロンの水が必要
- アメリカはガス井1本につき800万-1000万ガロン
- 日本の権益
- 2013年3月29日東京ガス
- テキサス州でクイックシルバー・リソーシズが保有するシェールガスの開発事業権益の25%を4億8500万ドル(約460億円)で取得すると発表
- クイックシルバー・リソーシズは残り75%を引き続き保有し、開発生産も続ける
- 東京ガスの取り分はLNG換算で年間約35-50万トン
- 既に生産は開始している
- ガスはアメリカ市場での販売が目的
- その他の権益
- 2013年2月20日中国石油天然気(ペトロチャイナ)
- コノコフィリップスが保有するオーストラリア西部に保有するシェールガス権益の29%取得
- 豪西部沖の液化天然ガスプロジェクトの権益を20%取得
- 中国の四川盆地でコノコフィリップスとシェールガスの共同開発する
- 日本への輸入
- 東京電力と東京ガス (液化石油ガス(LPG))
- 輸入元:アストモスエネルギー(HP)
- 期間:2013年から
- 輸入量
- 東電が3年間で合計20万トン
- 東ガスは6年間で合計40万トン
- その他
- LPGは民間契約だけで輸出できる
- 輸入元は従来は中東や欧米の取引市場での売買などに振り向けていた
- 価格は1トンあたり1000ドル前後の中東産より2-3割安い
- アストモスには出光興産と三菱商事が共同出資
- 伊藤忠商事 (液化石油ガス(LPG))
- 期間:2014年末から
- 輸入量:年間100万トン (日本のLPG輸入の約8%にあたる)
- その他
- ヴィトールグループ(HP)がテキサス州のメキシコ湾岸で計画するLPGの精製、貯蔵、輸出基地の建設・運営事業に参画
- 総事業費は約5億ドル
- 伊藤忠の出資比率は約34%
- 2013年6月をメドに最終決定し合弁会社を設立
- プロジェクト全体の輸出量は年間約300万トン
- 価格は中東産より3割程度安い
- 東京電力 (液化石油ガス(LPG))
- 輸入元:キャメロンLNG (ルイジアナ州)
- 輸入量:年80万トン
- その他
- 三菱商事と三井物産は北米の天然ガスの液化業務を委託することでキャメロンと協議中
- それぞれが年400万トンを日本などに輸出する計画
- 東電は1割に当たる40万トンずつ購入
- 東電はLNG専用受け入れタンクを200億円超を投じて国内に新設検討
- 関西電力 (液化天然ガス(LPG))
- 輸入元:コーブポイントLNGプロジェクト(メリーランド州)
- 輸入量:年間約80万トン (2017年後半以降、約20年間)
- その他
- 住友商事と契約
- 住友商事子会社パシフィック・サミット・エナジー社がコープポイントLNGプロジェクトに参画している
- ヘンリーハブ価格指標での購入
- 石油資源開発 (液化天然ガス(LPG))
- 輸入元:マレーシア国営石油会社ペトロナス
- 輸入量:年間120万トン (2018年末、生産予定)
- その他
- カナダ ブリティッシュコロンビア州のシェールガスを輸入
- 日本向けは生産量の約10%
- カナダのLNG輸出基地と福島の輸入基地の設備投資も行う (投資額は2000億円超)
- カナダのLNG輸出基地はペトロナスとの共同と思われる
- 設備投資
- 2012年 キタムラ機械は新型機 を開発し、シェールガス採掘機械の部品加工で受注
- 「受注は安定的に 推移しており、当面、需要は続くだろう」
- 2012年10月 JFEスチールはルイジアナ州の油井管加工会社を兼松と共同で買収
- 川崎重工業は2015年を目処にLNGを燃料とするタンカーなど大型船の生産開始
- CO2の排出量が少ない
- 重油より燃焼効率が高く3割近く減らせる見通し
- 国際的な環境規制に対応しやすい
- 2025年までにCO2を現行より3割削減する必要がある
- LNGの価格が下落して、需要がでるという思惑
- 現在は重油の方が安い
- 坂出工場で大型のタンカーやコンテナ船、自動車運搬船などのLNG燃料船を生産
- 製造コストが1-2割程度高い
- 大型コンテナ船で1隻100億円を超える
- コストが約2割低い中国江蘇省の合弁造船所でも建造
- 中国の海運大手からの受注を狙う
- 2013年2月クリヤマホールディングスの北米事業はシェールガス採掘向けにホース拡販
- 2013年2月タダノは欧米や豪州でシェールガスなど資源開発案件の引き合いが強い
- 2013年2月巴工業は北米でシェールガス生産に使う遠心分離機の引き合いが好調
- 2013年3月三井物産はテキサス州ヒューストンに、新たな貯蔵施設を建設
- 2013年3月双日は固い岩盤から採掘する際に欠かせない特殊な鉱物が採れるメキシコの鉱山の運営に参画
- 2013年4月アメリカ鉄道最大手ユニオン・パシフィックとバーリントン・ノーザン・サンタフェ(BNSF)は、シェールオイルの生産急増に対応する為、輸送能力増強に4億5000万ドルを超える設備投資を行う
- バーリントン・ノーザン・サンタフェはウォーレン・バフェットが投資している会社
- ユニオン・パシフィックは、主として原油関連事業に2013年、2億5000万ドル以上を投資する計画
- BNSFは2013年、原油輸送向けを中心に2億ドルを投じる
- 取扱量が現在の日量52万5000バレルから、年内にも日量70万バレルに増加する見込み (BNSF マシュー・ローズCEO)
- 日量100万バレルを「やや上回る水準」も視野に入っている
- 2013年1月の取扱量は日量約15万バレルだった
- ユニオン・パシフィックは、2013年の原油取扱量は2012年の水準の2倍
- 2月の取扱量は日量30万バレル
- 2013年4月 GEは油田サービス大手のラフキン・インダストリーズ(HP)を約33億ドル(約3260億円)で買収すると発表
- 「シェール革命」で成長が見込まれる石油・天然ガス事業を強化するのが狙い
- 2012年の石油・ガス部門の売上高は152億4100万ドル (前年比12%増)
- 全体売り上げの約1割を占める
- ラフキンについて
- ポンプなどの機械で原油をくみ上げる人工採油法の関連技術や製品に強みを持つ
- 2012年の売上高は12億8100万ドル (前年比37%増)
- 世界40カ国に合計約4500人の従業員がいる
- GEが過去に買収した石油・ガス分野の企業
- 英ウェルストリーム・ホールディングス
- 米ドレッサー
- 英ジョン・ウッド・グループの油田サービス部門
- GEは新たなシェールガス・オイル開発研究拠点を設置
- 125人の研究者を採用
- 開発現場で使うドリルなど掘削機材の性能向上や廃水処理の技術改善などに取り組む
- 2013年4月 丸紅と韓国SK海運の合弁会社はトタルグループとLNG船の用船契約を結んだ
- LNG船はアメリカのシェールガスなどの輸送に使用
- 契約は最長30年
- 2013年4月 JFEスチールは高性能鋼管の生産体制を強化
- 高性能鋼管について
- 天然ガスや石油の採掘、輸送に使われる
- 製品は薄板鋼板を溶接して製造する「電縫管」
- 従来製品よりも2倍の強度を持つ
- 生産体制について
- アメリカは2倍
- ブラジル ヴァーレとの合弁会社カリフォルニア・スチール(HP)
- 生産能力を2.6倍の年間約60万トンに高める計画
- 2014年8月までに生産開始
- 外径は従来の1.5倍の約60センチまで大型化
- 日本国内は1割増産
- 主力拠点の西日本製鉄所福山地区
- 今夏をめどに厚板から生産する高強度のUOE管の生産能力を1割程度高める
- 外部に委託していた加工を自製化
- 2013年4月 中村留精密工業は、ガス採掘に使われるドリルなどの加工機を拡販
- 製品は採掘用ドリルやバルブを加工する工作機械
- 北米のエンジニアの人員を増強する
- 2013年4月 コマツはガスの現場開発で建設機械の需要が伸びている
- レンタル向けが伸びている
- ガスの開発現場で道路 工事や施設整備に使われている
- 北米向けの建機は粟津工場(小松市)などで生産している
- 2013年5月 ガスから軽油などの液体燃料を作り出す製造装置を日立造船が手がけている
- シェールガス関連設備は、既存技術を応用できるため、開発投資が不要
- ガス成分を高温・高圧で化学反応させる「反応器」
- ガスを液化する装置
- 世界でも製造できるのは数社
- 高い強度と密閉性が求められる
- 溶接と加工がきわめて難しい
- 南アフリカ サソール(HP)に設備7基を納入した実績がある
- 1設備あたり100億円ビジネス
- サソールのルイジアナ州でのGtLプラントの大型プロジェクトの受注を目指す
- その他
- パナマ運河は2015年に拡張
- 現在は全長:294メートル、全幅:32.3メートル、喫水:12メートル以下に制限
- 拡張工事完成後は、全長:366メートル、全幅:49メートル、喫水:15メートルまで
- LNG船は喫水12m程度
- 日本政府がパナマを経済支援強化を検討
- 支援内容
- 首都圏での渋滞解消を目的に、モノレールを建設する事業など
- 支援理由
- パナマ運河はアメリカからのシェールガスの輸送経路に当たる為
- 運河の安定的な運営の為
- 日本の海運業界とパナマ政府との対話の機会を設ける為
- アメリカは大型鋼管は日本からの輸入を規制
- 反ダンピング措置
- 2013年5月17日 オバマ政権は、テキサス州フリーポートのLNG対日輸出プロジェクトを承認すると発表
- プロジェクト
- 日本からは中部電力と大阪ガスが参加
- その他
- FTA非締結国に対してのLNG輸出は案件ごとに許可申請
- LNG輸出第1号の許可は、2011年5月シェニエール・エナジー社
- FTAを締結していない国へのLNG輸出は原則違法
- 但し、加工して輸出する場合はOK
- 加工でアメリカ国内に雇用が発生する為
参照ページ
アストモスから米国産LPGを調達 東電・東ガス 日経新聞
伊藤忠、米でLPG調達 中東産の3割安で年100万トン+ 日経新聞
川重が大型LNG燃料船 15年メド生産、シェールガス追い風に+ 日経新聞
クリヤマホールディングス、最終増益+ 日経新聞
中国石油と米コノコ、シェールガスで提携 日経新聞
巴工業、遠心分離機好調で増配 日経新聞
[FT]ニューヨーク州でシェール革命が再始動 日経新聞
東電、米シェールガス年80万トン調達+ 日経新聞
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米シェールガス会社破綻 生産急増で価格下落 日経新聞
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[FT]米鉄道大手、シェールオイル輸送拡大へ 日経新聞
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