2012年12月14日金曜日

米国で子供の成績を上げる目的で、中枢神経刺激薬を投与する親が増えているらしい。

目先の成績を上げることに目を奪われ、薬に頼ることになると問題が発生する事は目に見えている。


記事によると
  • アメリカで子供の成績を上げる目的で、中枢神経刺激薬を投与する親や医師が増えている
      • 注意欠陥・多動性障害(ADHD)の治療に使用する処方薬
      • 「アデロール」や「リタリン」といった中枢神経刺激薬
        • 日本未承認薬
        • リタリンと同成分を含む「コンサータ」はADHD治療薬として承認されている
    • 効能
      • 集中力を高め、注意力を持続させる
    • 副作用
      • 食欲減退、高血圧、心臓発作、脳卒中など
      • 依存・中毒性が高い
    • 使用している人
      • 低所得層の子供
      • 主張
        • 「子供達が前向きで、幸せで、社会生活をうまく送れており、薬がその手助けをしているのなら、なぜ服用させないのか」
        • 低所得層の子供は薬以外の「選択肢が少ない」
          • 家庭教師などにかける学費が払えない
      • 事例
        • 11歳の子は、5年前からアデロールを飲み始めたところ、1年ほど前から幻覚症状が出始め、学校で問題を起こしたり、自暴自棄になったりしたにもかかわらず、投薬を中止するのではなく、薬の種類を変えて服用を続けさせている
という事らしい。

薬に頼るとそれ以降ずっと薬に頼らないと学力レベルが保てなくなる。

そうすると副作用も出てくるようになるだろうし、目に見える副作用なら直ぐに中止もできるだろうが、わかりにくい内蔵などの障害は重篤になって判明することが多い。

我が子の将来を思っての行動かもしれないが、長い目で見ればそれは子供のためにはならない。

オリンピックのようにある瞬間に照準を合わせてドーピングするのなら限定的な使用方法でもかまわないかもしれないが、勉強はそうではない。

特にアメリカの大学は入学より卒業することが大変。
また、社会に出てからも実力主義の社会では常に成果を求められる。

ずっと薬に頼るわけにはいかない。


記事
【日本版コラム】成績アップは中枢神経刺激薬―米国の小学生を襲う薬社会の実態 WSJ

0 件のコメント:

コメントを投稿