2012年12月1日土曜日

ホップに含まれる成分が動脈硬化予防に効果があるらしい。

ホップといえばビールの原材料。

その成分がコレステロール値を下げるという研究結果です。


記事によると
  • ホップに含まれる成分「キサントフモール」に動脈硬化を予防する効果
    • 研究機関
      • 北海道大学大学院保健科学研究院 千葉仁志教授
      • 北海道大学大学院医学研究科 伊敏助教ら
      • サッポロビール
    • 研究対象
      • コレステリルエステル転送蛋白(CETP)の遺伝子を導入したマウスと何もしていないマウス
    • 実験方法
      • キサントフモール(0.05%)とコレステロール(1%)を混和した餌を18週間摂取させ、血清中のHDLコレステロール値とCETP活性を測定
    • 研究結果
    • (サッポロビールより)
      • キサントフモール入りの餌を摂取したマウスでは、HDLコレステロール値が増加し、CETP活性は低下
      • 動脈硬化を測定する際の指標部位の「胸部大動脈弓」で総コレステロールの蓄積量を測定したところ、キサントフモールの摂取により、有意に蓄積量が減少
    • 考察
      • キサントフモールには、CETP活性を阻害し、動脈硬化を予防する効果がある
    • その他
      • 天然物でCETP活性の阻害作用をもつものはホップ成分「キサントフモール」が始めて
      • キサントフモールの効能
        • ガン細胞の増殖抑制作用
        • 抗変異原活性
        • 抗HIV作用などの生理活性
という事らしい。

ホップの成分がコレステロール低下にいいからとビールを飲みまくったら、明らかに他の成分のせいでコレステロール値は上がるだろう。

サッポロビールはホップも作っているから、活用の場が増えそう。

とりあえず取ればいいのなら、トクホの健康飲料としてまずは発売されそう。


記事
ビールのホップに動脈硬化予防効果 NationalGeographic

参照ページ
ビール原料より動脈硬化予防効果成分を発見 サッポロビール
Xanthohumol Prevents Atherosclerosis by Reducing Arterial Cholesterol Content via CETP and Apolipoprotein E in CETP-Transgenic Mice PLOS ONE

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