記事ではエレベータ大手OTISの研究者の話です。
記事によると
- オーチス・エレベータの研究員テレサ・クリスティ氏の話
- いらいらせずに待てるのは20秒以内
- 「『閉まる』ボタンは機能しない」という通説を否定
- 恐らく「閉」ボタンが必要ないという説だと思われる
- 所さんの目がテンでは「閉」ボタンを押すと到着は早くなった
- 機能するときも機能しないときがある
- 建物の所有者の意向による
- メッカのあるホテルでは、エレベーターを迅速に動かし、大半の利用者が素早く外に出られるようにする必要がある
- イスラム教では1日5回礼拝がある為
- 日本のエレベーターの特徴
- エレベーターが来るのかを光とチャイムによって知らせる
- 利用者は来る予定のエレベーターの前に並ぶことができる
- 日本は最もスムーズに動く、最も乗り心地の良いエレベーターを誇りとしている
- 追加費用と速度の犠牲が伴う
- 「日本でエレベーターに乗ると、動きがあまりにもスムーズで静かなため、『閉じ込められた』かのように感じられることがある」 (テレサ・クリスティ氏)
- アジアでは一度にエレベーターに乗る人の数が欧州やニューヨークよりも多い
- 西洋人はより広い個人空間を好む
- 米国人の平均体重は中国人よりも22ポンド(約10キロ)重くしている
- 「最大多数の最大幸福」を実現できるようエレベーターのプログラムを研究している
- 6基のエレベーターを持つある建物で10人が各階を移動しようとすると、その組み合わせは6000万通りを超える
エレベーターの仕様が文化によって変わってくるというのは興味深い話。
自国の事情を他国に持ち込んでもうまくいかない場合がある良い例と思われます。
でも、エレベーターで待たされてイライラするのは万国共通のようです。
ある実験ではエレベーターの前に鏡を置くとイライラしづらいという結果がありました。
イライラさせない為にエレベーターを改良するか、環境を改良するかでまだまだ色々方法はありそうです。
アルゴリズムの話をすると日本では時間帯ごとにかごの待機場所や移動元を変えたり、経験則による学習機能付きだったりと工夫がされていますが、今の方式は電車の方式。
その内、タクシーのような無軌道方式が出てくると思われますが、それには今の紐付きでは無理なので、次世代のエレベーターの出現が待たれます。
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