2013年3月12日火曜日

黄砂と煙霧の違いとは?

黄砂と煙霧の違いなんて、発生の由来ぐらいとしか思っていなかった。


記事によると
  • 黄砂と煙霧の違い
    • 黄砂とは
      • 東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった黄砂粒子が浮遊しつつ降下する現象
      • 黄砂予測モデルの模式図 (気象庁より)
    • 煙霧とは
      • 天気15種類の一種
        • 快晴、晴れ、薄曇、曇り、煙霧、砂塵嵐、地吹雪、霧、霧雨、雨、みぞれ、雪、あられ、ひょう、雷 (wiki)
      • 「肉眼では見えないごく小さい乾いた粒子が大気中に浮遊して視程が10キロ未満の状態」と定義
        • 例、「波しぶきが蒸発して塩分が空気中に漂って視界を悪くした状態」
      • 発生源や浮遊しているものが特定できない場合は「煙霧」なる
  • 2013年3月10日に発生した視界不良の原因
    • 現象
      • 都心の視程2Km
      • 横浜の視程1.5Km
      • 熊谷の視程3Km
    • 9日から10日にかけて北陸や甲府までで観測された黄砂は、関東までは飛来しなかった
    • 空気が乾いていて、強風によって広範囲に細かいチリや砂などが舞い上がった為と思われる
という事らしい。

そもそも煙霧は天気の種類であって、黄砂は天気の種類ではないのでまったく違うものらしい。

でも、良く調べてみると「黄砂」と「煙霧」は大気現象では同じカテゴリの「大気じん象」に区分されている。
だから、同じ種類のものと言っても間違いではない。

定義・解説では

煙霧は
「肉眼では見えないごく小さい乾いた粒子が,大気中に浮遊している現象。数が多いために空気が乳白色に濁って見える。
遠距離の明るい物体や光源は,煙霧を通して見ると黄色味を帯びるか赤っぽい色に見え,一方暗い物体は青色がかって見える。これはおもに煙霧の粒子による光の散乱効果である。これらの粒子はそれ自身の色をもつことがありその場合にはその色が景色を色づける。
煙霧の中の相対湿度は,75%未満のことが多い。」

黄砂は
「主として大陸の黄土地帯で吹き上げられた多量の砂じんが空中に飛揚し,天空一面を覆い,徐々に降下する現象。はなはだしいときは天空が黄かっ色となり,太陽が著しく光輝を失い,雪面は色づき,地物の面には砂じんが積もったりすることもある。」

また、風じんが原因の場合は、「ちり煙霧」というらしい。

どうやら、原因がわからない視界不良は煙霧となるようです。

となるとやはり、発生源が問題とも言えそうです。


記事
関東で大騒ぎになった「視界不良」 黄砂と煙霧どこが違う? 日経新聞

参照ページ
気象観測の手引き(pdf) 気象庁

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