記事によると
- バングラデシュでfacebookの「いいね」やツイッターの「フォロワー」を偽装する会社がある
- 調査機関
- イギリスの民放「Channel 4」の番組「Dispatches」
- 手法・場所
- 場所
- バングラディシュのダッカ
- 人力
- 1日3交代24時間
- 作業を行う人が1,000種類以上のアカウントを取得している
- 労働者には年間120ドル払っている
- 対象
- facebookの「いいね」
- Twitterの「フォロワー」
- YouTubeの再生回数
- 料金
- facebookの「いいね」1,000で15ドル
- その他
- 日本のオークションサイトでは「いいね」1,000で2,000円
- ネットで購入する場合、31%がレイティングやレビュー、いいね数やフォロワー数を参考にしている
- 30-40%のクリック(恐らくいいねなど)がバングラディシュから行われている
- バングラディシュの推定インターネットユーザは25,000人
- 「いいね」クリック数順位
- 1位:エジプトのカイロ
- 2位:韓国
- 3位:バングラディシュ
- 2位の韓国には遠く及ばない
という事らしい。
人力で行うとは、人件費が安い国ならではの手法。
プログラムで行えばもっと安くできるのに。
恐らくSNSのシステム変更に即応する技術が無いのだろう。
プログラムの手法でも2種類ある。
1つはパケットをシュミレートする方法で、もう一つはUIをシュミレートする方法。システム変更に強いのはUIの方だけど、速度ではパケットの方。
でも、これらの方法や人力での問題点は、IPアドレスがいつも同じと言うこと。
1つのIPアドレスからいつも多くのアクセスがあるとさすがにSNS側も気がつき、不審に思ってしまう。
その為、恐らくはクラウドなどを利用またはバイパスする必要があるのだろうが、そこまでコストをかけて行っている業者は少ないのではないだろうか。
facebook側はプロフィールや会話をチェックしているとあるけど、やはり何の会話も無いアカウントや複数のユーザで同じ会話だったりするとマークされるのかもしれない。
でも、閉鎖されても別のユーザを作れば良いだけなので、いたちごっこになるだろう。
ユーザ作成もプログラムを使用すれば、CAPTCHAは手入力になるがほぼ自動化でき、1ユーザ当り10-20秒程度で作成できる。
根本的な対策は難しそう。
ところで、バングラディシュが今回見つかりましたが、数から言うとエジプトや韓国が1番あやしい。
韓国は有名だけど、エジプトも偽装が多そう。
記事
フェイスブック「いいね!」捏造工場を発見 24時間体制でクリック MSN
参照ページ
How low-paid workers at 'click farms' create appearance of online popularity the Guardian
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