2013年11月18日月曜日

トランス脂肪酸が話題になっているのでちょっと調べてみた。

アメリカFDAが規制に乗り出し、話題になっているトランス脂肪酸。

全く知らなかったので、WSJの記事を契機にちょっと調べてみました。


記事によると
  • トランス脂肪酸とは

    • 不飽和脂肪酸
    • 天然物と人工物がある
    • 何度加熱しても崩壊しない
    • 液化油を固化すると、輸送や幅広い使用に適している
    • 硬化油(人工物)は比較的安価
  • なぜ体に悪いとされるのか
    • トランス脂肪は「悪玉コレステロール」の数値を引き上げる原因になる
      • トランス脂肪酸が低比重リポタンパク質(LDL)の数値を引き上げる
      • LDLは動脈を詰まらせ、心血管系疾患につながる
  • 何に含まれているのか
    • 乳製品や食肉にも少量存在
      • 反芻動物(牛など)の体内で微生物により産生される
      • 肉や乳の脂質のうち2-5%
    • 主に水素で処理した植物油に含まれる
      • 半硬化油
      • 質感の改善や製品寿命を延ばす為に使用される
      • マーガリン
      • ショートニング
      • ファットスプレッド
  • どの食品に含まれているか
    • 焼き菓子
      • クッキー
      • マフィン
      • ケーキなど
    • 一部スナック菓子
      • 電子レンジで作るポップコーンなど
    • 冷凍した生地
      • 冷凍ピザ
    • フロスティング(砂糖衣)
    • 植物性ショートニング
    • コーヒークリーム
  • 使用を止めたメーカー
    • モンダリーズ(旧クラフト・フーズ)
      • オレオ
      • 世界規模で全製品群
      • 使用停止または大幅に削減
    • アメリカ マクドナルド
    • アメリカ バーガーキング
      • 食肉や乳製品の一部に天然由来のトランス脂肪を含む
    • アメリカ スターバックス
    • アメリカ ケンタッキーフライドチキン
      • 少量がメニューに含まれている
    • ロング・ジョン・シルバー
    • チャーチーズ・チキン
      • トランス脂肪を含まない油に切り替え
  • 使用しているメーカー
    • サラ・リー
      • チーズケーキ
    • ベティ-・クロッカー
      • ケーキミックス
    • ポップ・シークレット
      • ポップコーン
という事らしい。

どうやら自然からできるトランス脂肪酸は摂取しても量が少なく、問題が発生しにくいようです。

問題は、人工物のトランス脂肪酸のようです。

取りすぎると悪玉コレステロールが増える傾向にあるようです。

では、何に人工のトランス脂肪酸が含まれているかと言うとマーガリンやショートニングなどに含まれているようです。

なので、フライドポテトなどのフライ物、菓子パンや加工果物デザートなどに多く含まれていると思われます。

日本の企業の対応状況はwikipediaに少し記載があったので、興味のある人はそちらを見てください。

では、食用油の大手、日清オイリオのHPを調べてみると「研究・技術開発_トランス脂肪酸への対応」というページがありました。
どうやらFDAの発表を受けて、説明のページが作られたようです。

その内容を見てみると、日本には規制は無いけど、軽減する為に研究開発しているし、一部業務用製品を除き、FDAの基準を満たしているという事のようです。
また、日本政府調べで日本人は摂取自体が少ないという事のようです。

毎日、菓子パン、揚げ物、ピザばかり食べていない限り、問題は発生しそうに無いようです。

バランスの取れた食事をしていれば、良いと言うことでしょう。


記事
トランス脂肪とはなにか、一問一答 WSJ

参照ページ
研究・技術開発_トランス脂肪酸への対応 日清オイリオ

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