2014年7月22日火曜日

売春が罰せられなくなるとレイプ犯罪が減ったらしい。

アメリカで意図せずに売春の罰が法律から削除されたら、レイプ犯罪や淋病罹患件数が減少したそうです。


記事によると
  • 売春が罰せられなくなるとレイプ犯罪が減少
    • 研究機関
      • the National Bureau of Economic Research
        • ベイラー大学 スコット・カニンガム氏
        • カリフォルニア大学ロサンゼルス校 マニシャ・シャー氏
    • 研究対象
      • ロードアイランド州
        • 1980年州法改正で誤って売春行為を禁止する条項を削除
        • 実質的に屋内であれば売春が合法になった
        • 2003年にある判決が出るまで見過ごされていた
        • 2009年に売春が再び禁止
      • 2004-2009年のデータを集計
    • 研究結果
      • レイプ犯罪は31%減
        • 減少数は824件 (という事は、2658件→1834件)
      • 女性の淋病は39%減
        • 減少数は1,035例 (という事は、2654例→1035例)
      • 他の犯罪については同様の現象は無かった
    • その他
      • 売春の非犯罪化の影響
        • 売春婦の逮捕が減少
        • 屋内の売春の広告が増加
        • 屋内の売春市場の規模が拡大
      • 想定される原因
        • レイプ件数の減少は、レイプの代わりに売春宿に向かう人が増えた為
        • 淋病の減少は売春婦達が安全な性行為を行う為、感染させたりする件数が減った
という事らしい。

隣接の州の傾向も合わせて見てみないと、この地域で性犯罪自体が減少しているのかもしれない。
また、レイプ件数が減った代わりにお金を狙った犯罪が増えているかもしれない。

売春の合法化は色々議論がある事だけど、世界最古の職業とも言われるだけ人間の根源の部分にかかわる事だと思われる。
私個人の意見としては、売春自体は年齢制限や健康管理の義務化、従業員の人権尊重されれば合法化されても問題ないと考えています。

日本で社会実験する事は難しいと思われるので、アメリカのこのようなデータを用いて研究を深めてほしいと思います。


記事
米ロードアイランド州、売春非犯罪化でレイプ激減=全米経済研究所 WSJ

参照ページ
Decriminalizing Indoor Prostitution: Implications for Sexual Violence and Public Health the National Bureau of Economic Research

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