自動車の安全性テストのスモール・オーバーラップテストで満足いく結果は2車種しかなかった。

WSJに高級車の安全性のテストについての記事が在ったので紹介。


記事によると

• 2012年8月14日インシュアランス･インスティテュート・フォー・ハイウエー・セーフティーが衝突テストの結果を発表
• テスト機関
• インシュアランス・インスティテュート
• 米高速道路交通安全事業団
• テスト結果
• 既存の衝突テストで大きな問題はなかった
• 「スモール・オーバーラップ」テストの結果



Small overlap frontal test configuration (HIGHWAY SAFETY RESEARCH & COMMUNICATIONSより)

• メルセデスベンツやフォルクスワーゲン、アウディー、レクサスといった自動車がすべて芳しくない結果
• フォルクスワーゲン「CC」は衝突後、運転席のドアが落下
• 衝突テストでドアが落下したのは初めて
• ボルボS60とホンダの高級車アキュラTLの2車種がGOODだった
• その他
• アメリカ人の65％が自動車を購入する際に最も重視するのは安全性
  (米消費者団体コンシューマー・リポーツ・ナショナル・リサーチ・センター調べ)
• 2014年までに、スモール・オーバーラップの衝突テストに不合格となった自動車には「トップ・セーフティー・ピック（選りすぐりの安全車）」の名称を与えないようにする可能性がある

という事らしい。

実際にテスト結果を見てみると

Midsize luxury/near luxury cars TOP SAFETY PICK criteria tests (IIHSより)

G：Good
A：Acceptable
M：Marginal
P：Poor

レクサスの評価がいまいちな様です。
ちょっと意外でした。

正面衝突を避けようとしてスモールオーバーラップの様な衝突をする事があるのではないだろうか。
TOYOTAはこの結果を受けて改善してくるとは思う。
しかし、HONDAのように指摘される前の対応はしていないようです。

高級車はイメージが大切なのにこの辺の感度が鈍いところがTOYOTAの問題ではないだろうか。


記事
米で高級車対象に新タイプの衝突テスト、合格はホンダとボルボだけ WSJ

参照ページ
New crash test aims to drive improvements in protecting people in frontal crashes IIHS