記事によると
- 軽い肥満の人の死亡リスクは標準体重の人より低い
- 研究機関
- 米疾病予防管理センター(CDC)
- 研究対象
- 世界で約300万人と27万件の死亡例を対象に行われた97の研究を分析
(BMI標準以下の被験者が少なく、十分なデータ無かった為、対象外) - 研究結果
- BMI標準(18.5-25)と比較して死亡リスクは
- BMI25-30:6%低い
- BMI30-35:5%低い (但し、統計的に有意でない)
- BMI35以上:29%高い
- 考察・その他
- たくさん食べていいわけではない
- 病気で体重が減り死亡する人がいるのでその為、結果が歪められているかもしれない
- BMIが健康を判断する基準としては不正確
- 脂肪と筋肉の量を区別しないため
- 運動選手の多くは健康体だが、BMIを基準にすると肥満と判断される
- 体のどの部分に脂肪がついているかもわからない
- 脂肪の総量より脂肪のついている場所のほうが重要
- 血圧、血糖値、コレステロール値、中性脂肪、胴囲といった具体的な基準に頼るべき
- 臀部や足についている余分な脂肪は保護的な役割を果たす可能性がある
- 心臓病や糖尿病、高血圧、腎臓病の患者が少し肥満なほうが長生きする理由はわかっていない
- 脂肪を代謝に回すことができるためかもしれない
- 肥満は心臓病や2型糖尿病、いくつかのがんのリスク増大と関連
- 肥満は早死にのリスクを上昇
- 肥満の逆説
- 心臓病や糖尿病などの慢性疾患をかかえる人は体重が標準体重より数キログラム重い方が長生きする傾向がある
- BMIが18.5以下の人の死亡リスクはわずかに高い
CDCが言うと説得力がある。
でも、記事でもあったようにBMIがどうだからというのは余り重要ではないようです。
だから、日本の某団体が推奨しているBMIで肥満を判定しようとしているのはおかしい。
だけど、話のネタとしては面白いので紹介しました。
ところで、さすが肥満大国。
175cmで標準体重の人は56.7-76.6Kg。
軽度の肥満が76.6-91.9Kg。
その次が91.9-107Kg。
肥満のレベルが違う。
とりあえず運動はしよう。
記事
軽い肥満の人は標準体重の人より早死にしない=米政府調査 WSJ
参照ページ
Association of All-Cause Mortality With Overweight and Obesity Using Standard Body Mass Index CategoriesA Systematic Review and Meta-analysis JAMA
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