記事によると
- ファンクショナル・アプローチの観点から企業を見た4つのタイプ
- 頭でっかち、鉱物系タイプ
- 経営層やエグゼクティブ・リーダーの理論や理屈が立派なのに、思考に柔軟性がない企業
- 問題点
- 会議が多い
- 議論されるのは下の意見を批判することと忠告すること
- 組織上の権力を上層部に集めている
- 現場に厳しい目標を強い、責任を負わせることで業績を高めている
- 業績は出ているものの、有能な人材が定着しにくい
- 社内の雰囲気が良くない
- 労使関係はいつも対立
- 弱肉強食、肉食動物系タイプ
- 飛び抜けて有能な人材がいるが、全くうだつの上がらない人材もいるような企業
- 問題点
- 一部の人の活躍により、企業の業績が保たれている
- その人のノウハウや情報は、他の社員に伝達されない
- 社員間の能力の差はさらに開いていく
- 社員どうしが競合関係にあるため、連携ができない
- 仲間意識が低い
- 有能な社員ほど、その待遇を良くしなければならない
- 仲良しクラブ、草食動物系タイプ
- 社員どうしが力を合わせ、助けあい、励ましあって業績を上げていこうとする
- 問題点
- 環境が変わった時には、何もできなくなってしまう
- 悩むのもみんな一緒で、強いリーダーも不在
- 合議制でモノ・ゴトを決めていこうとする
- どこ吹く風、植物系タイプ
- 積極的に動こうとせず、与えられた仕事を与えられた環境で、問題意識も持たずに、ただこなしていくという企業
- 問題点
- 経営的には非常に脆弱
- 外部システムに依存している企業にこのタイプが多い
- 本体の影響をもろに受ける
- 自らどうすることもできず、されるがまま逃げることもできない
この筆者はファンクショナル経営というのを推奨しているようですが、具体的に何をする経営かは言及がありませんでした。
なので、どうすればよいかはこの筆者の著作を参考にするしかないようです。
問題解決のためのファンクショナル・アプローチ入門(Amazon)
ところで、
4つのタイプは良く見かける組織です。
1は歴史がそれなりにある企業。
自身の立場を守るために組織内でパワーゲームが繰り広げられている。
2はベンチャーなどとにかく上を貪欲に目指そうとしている企業。
売上に貢献している人が正義。
3は社会的意義をお題目にしている組織。
小さい問題なら上っ面で妥協している。
4は下請企業。
上からの餌を口を開けて待っている。
組織ならかならず4つのうち1つは内包しているだろう。
問題は元記事にもあったけど、ビジネス環境に合わせて自己変革する能力。
解決方法は、本を覗いてみて。
記事
あなたの会社は大丈夫? 未来のない企業はこの4つのタイプ 日経BP
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