2013年6月12日水曜日

リコピンは複数の抗がんおよび酸化防止効果があるらしい。

乳がんが女性の問題なら、前立腺がんは男性の問題。

その前立腺がんのリスクを低減する効果がトマトにあるようです。


記事によると
  • リコピンは複数の抗がんおよび酸化防止効果がある
  • リコピン
    リコピン (カゴメより)
    • 研究機関
      • Department of Medicinal Chemistry and Pharmacognosy、Xi Qiu氏ら
    • 研究対象
      • 健康な前立腺細胞
    • 研究結果
      • 複数の細胞たんぱく質が、腫瘍肥大の抑制や炎症の低下、がん細胞の増殖に関連する統計的に著しい変化を示した
      • リコピンで処理した細胞では発がん性化合物の有毒作用から細胞を保護する酵素の水準が上昇
      • リコピンの抗がん効果がカロチノイドのためなのか、リコピンの代謝作用による分子の副作用なのかは分かっていない
という事らしい。

前立腺がんの罹患数は日本では10万人/年当たり8.5で、胃癌,肺癌,結腸癌,肝臓癌,直腸癌に次いで6番目に高く,男性癌全部位の5.3%らしい。(Mindsより)

癌に占める割合はそんなに高くは無いけど、抗がん作用以外に酸化防止効果もあるから、前立腺がんの細胞によいのは間違いなさそう。

ところで、リコピンは油に溶けやすいので、オリーブオイルなどで調理した方が良いらしい。
また、牛乳の脂肪分にも溶けるそうなので、牛乳とトマトを一緒にとるといいそうです。(カゴメより)


記事
トマトソースパワー リコピンによる前立腺がんのリスク低減の仕組みが明らかに WSJ

参照ページ
Effects of Lycopene on Protein Expression in Human Primary Prostatic Epithelial Cells Cancer Prevention Research

0 件のコメント:

コメントを投稿