記事によると
- 2013年11月11日 福島県楢葉町の沖合20Kmに浮体式洋上風力発電施設の実証試験開始
- 事業者
- 福島洋上風力コンソーシアム
- 丸紅 (事業主体)
- 東京大学 (テクニカルアドバイザー)
- 三菱商事 (系統連携協議,環境評価)
- 三菱電機 (2期目の風力発電機)
- ジャパンマリンユナイテッド (変電設備の浮体,2期目の風力発電機の浮体)
- 三井造船 (1期目の発電機の浮体)
- 新日鉄住金 (高性能鋼材)
- 日立 (1期目の風力発電機,変電設備)
- 古川電工 (送電線)
- 清水建設 (海域調査,施工)
- みずほ情報総研 (技術的資料作り?)
- その他
- 新日鉄住金エンジニアリング (施工)
- 場所
- 福島県いわき市楢葉町沖合い20Km
- 機能
- 風車の直径は80m (銚子沖は92m)
- 海面から風車の頂点まで高さ106m
- 発電能力2,000KW (約1,700世帯分,銚子沖は2,400KW)
- 変電設備は66,000V,25,000VAに対応
- 沖合いに発電設備と変電設備を設置
- 沖からの送電は海底ケーブル
- 1KWあたり200万円超のコストがかかっている
- 実用化には70-80万円まで下げる必要がある
- 計画
- 売電先は東北電力
- 2014年度に7,000KWの風車2機を追加
- 3年かけて発電効率や環境への影響を調査
- 2018年ごろの実用化を目標
- 出力10-30万KWの発電所に育成することを視野に入れている
- その他
- 洋上に変電設備があると海底ケーブルを増設する必要がない
- 世界の主流は着床式
- 日本は着床式に適した遠浅の海が少ない
今回設置された風力発電機は
こちらで、日立が発電機を作ったようです。
追加の発電機は
こちらで、三菱電機が作るようです。
銚子沖の風力発電機は陸地に変電設備がありましたが、こちらは洋上に設置されているようです。
海上に変電設備なんか作ると揺れで問題が起きそうですが、日立が南極観測船「しらせ」の変電設備のノウハウがあったようで、対応しているそうです。
この設備は変電所だけでなく、気象観測装置も設置されているようで気象・海象情報が送られるようです。
バードストライクなど環境への影響も心配されますが、
こちらも調査されるようです。
ところで、どうやって海上に発電機を設置するのか疑問だったのですが、どうやらドッグで組み立てて、現場まで曳航したようです。
倒れたら大変なのでかなり慎重に行ったようです。
台風なんか着たら絶対、運べそうにありません。
記事
再生エネと復興へ追い風 福島沖「浮体式洋上風力発電」試験スタート MSNニュース
参照ページ
福島洋上風力コンソーシアム
浮体式「日の丸」風力、荒波越え稼働 難所で生きる技術 日経新聞
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