記事によると
- 数学が苦手な人は住宅ローンの返済に行き詰まる確率は、数学が得意な人の5倍
- 研究機関
- コロンビア大学ビジネススクール
- アトランタ連邦準備銀行
- チューリヒ大学の経済学者
- 研究対象
- 2006-2007年にローンを組んだ数百人
- 肉体労働者や企業の専門家など
- 5つの問題に回答してもらう
- 300ドルのソファを半額セールで買うといくらになるか?
- 10%の確立で病気にかかる場合、1000人いると何人が病気になるか?
- 中古車が6000ドルで売られています。これは新車の2/3の価格です。新車はいくら?
- 5人で共同購入した宝くじで200万ドル当たりました。1人当たりいくらになるでしょう?
- 200ドルを金利10%で預けると2年後の金額は?
- 研究結果
- 計算能力が最も低いと判定されたグループ
- 5年以内に25%がローンの返済に行き詰まった
- 計算能力が最も高いグループ
- 5年以内に返済に行き詰まる確率は5%
- 想定される原因
- 数学が苦手な人は
- 計画的な出費ができない
- クレジットカードの使用を誤まる
- 一時的な減収といった事態にうまく対応できない
- 家計のやりくりも苦手
論文を読む根気が無かったので詳細を知りたい人は下記のリンクから見てください。
この対象群は、数学だけ苦手な人と勉強全体が苦手な人が含まれているので、単純に数学能力だけで比較するのはどうかと思う。
また、文章の読解力が無い人やそもそも英語が苦手な人もいるかもしれない。
そもそも、この程度の問題は中学生レベルの問題。
金利計算の5つ目がなければ、小学生レベル。
こんな問題がわからない社会人がいることに驚きを感じてしまう。
そして、理系な私は金利の計算は複利か単利かが記述されていないとか、病気の罹患の問題は時間とともに鼠算的に増えるかもしれないので、感染スピードと時間の記載が無いと正確な推測はできないなどと思ってしまう。
義務教育はやはりしっかりしていないと駄目という事かもしれない。
記事
数学が苦手な人はローン破綻の確率5倍に 米調査 CNN
参照ページ
Numerical Ability Predicts Mortgage Default(pdf) PNAS
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