2012年11月20日火曜日

教育について3つの誤った認識。

脳の10%しか使っていないというのはアインシュタインの誤解で有名。

だけど、刺激の多い環境の方が脳の発達を良くすると思ってたけどそれは違うようです。


記事によると
  • 教育について3つの誤った認識
    • われわれは脳の10%しか使っていない
      • 脳は全体が使われている
      • 使われない神経細胞は死滅し、使われない神経回路は退化する
      • 脳のスキャン画像で光って無くても活動レベルが低いだけで活動はしている
    • 刺激の多い環境が未就学児の脳の発達を良くする
      • ラット実験で複数いる快適な環境と孤独な環境との比較実験での結果
        • 刺激がまったく無い環境では認知機能が発達しないのはあたりまえ
        • 極端な環境の実験
      • 幼児教育ビデオを常にに見せ続けることが、認知発達を向上させることにはならない
    • 個人の好みの学習スタイルで教えられた方が学習効果が高い。それは聴覚、視覚、ないし運動感覚の別を問わない
      • 個人の学習スタイルの好みが学習の効果とはほとんど関係ない
        • アメリカ心理学会が委託した包括的な調査結果では成績向上につながったという例はほとんどないと結論付けられた
      • 「なぜ生徒たちは学校を好まないか(Why Don’t Students Like School?)」(2009)(Amazon洋書) で説明されている
        • 学習者の好みと指導スタイルとの相関性は全くみられない
        • 「感覚型」と「直観型」の学習者を比較した研究でも関係なかった
という事らしい。

なるほど、確かに説明されるとそうかもしれない。

幼児教育用のビデオはこの誤解に基づいたものが多そう。
結局、効果が無くてもその他の要因でわからなくなる。

誤解による教育や教材は結構ありそう。
何が良いかはこの記事ではなかったけど、少なくともこの3つは正しくないようです。


記事
脳の10%しか使っていない? 「神経神話」が教育に混乱 WSJ

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